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こんにちは☺ちゅーりっぷです🌷
私は約5年間、不妊治療を行って最終的に体外受精で息子を授かりました。
タイミング法、人工授精、体外受精とステップアップし、途中「子宮内膜症」を発病し手術を経験しつつ、不妊治療専門クリニックに通い始めた27歳から約5年程かかって妊娠、出産することができました。
そんな私が不妊治療で後悔していることは「もっと早くステップアップしたらよかった」ということです。
不妊治療を行っている方の中には、特に体外受精にステップアップするか迷っている方も多いと思います。
体外受精は、金銭面、時間面、精神面で大きな負担になりますし、痛そうだし、怖いですよね。
実際わたしも体外受精にステップアップするまで3年程悩んで足踏みしたので気持ちはとてもよくわかります。
今日は、私の実体験を交えつつ私が早めにステップアップしたほうが良いと思った理由をお話しできればと思います。
※状況も千差万別なので、一概にみなさん全員がステップアップしたほうが良いとは思っていません。不妊治療経験者の一個人の意見として参考にしていただければ幸いです。
早くステップアップしたほうが良いと思う理由
- 年齢による妊娠率の低下
- ステップアップしたほうが確率が上がる
- タイミングは夫婦関係を壊す恐れもある
- (精子等に問題なければ)人工授精は飛ばしても良い
- 体外受精のほうが通う時期がよめて予定が立てやすい
すでにご存じと思いますが、一般的に「35歳の壁」と言われるように、妊娠できる確率は年齢とともに減少していきます。
そのため、ステップアップも早いほうが良いわけです。
年齢による妊娠率の低下について詳しく知りたい方は、一般社団法人日本生殖医学会のホームページをご確認ください。
こちらも周知の事実ですが、ステップアップしたほうが妊娠率は上がります。
ご参考:一般社団法人日本生殖医学会
タイミング法は、クリニックに何度か通い、排卵日を予測し妊娠しやすいタイミングを教えてもらう方法です。
ただし、タイミングを指定されることや女性がクリニックに通うため女性からその日にちを伝えなければならず、感情面がついていかず義務のようになりがちです。
タイミング法を長期間続けることは、夫婦関係を壊す恐れもありますよね。
まだ若いという理由だけで1年タイミング法を続けさせられ、妊娠どころか離婚という悲しい結末を迎えてしまった友人もいます。
語弊があるといけないので先にお伝えしますが「精子やその運動率等に問題がなく普通に夫婦生活が送れるのであれば」人工授精は飛ばしても良いと思います。
精子に問題があったり運動率が低かったり、タイミングをとることができない場合は、人工授精も視野に入るかと思いますが、それ以外は家でタイミングを取るか、病院で人工的にするかの違いなので、私は人工授精にお金と時間と心を費やさなくて良いと思います。
理由は私の実体験でも後述します。
私が一番意外だったのが、体外受精は通う時期がある程度決まっているので予定が立てやすかったことです。
この件も私の実体験のほうで後述します。
私の実体験
- 検査でAMHの低さを指摘される
- 一度、人工授精をして疲れてしまい不妊治療を約2年間やめてしまう
- 不妊治療費を捻出するため正社員(エリア総合職)になりストレスで病気になった
- 病気になったことで自分の体のことに興味を持って労わるようになった&体外受精に踏み切れた
- 心配だったフルタイムの仕事との両立も工夫次第で意外と大丈夫だった
まず不妊治療を始める前にクリニックで様々な検査をしました。
私はAMHの低さを指摘され、妊娠したいのであれば早めにステップアップしたほうが良いと言われました。
タイミング法を3回程行った後、AMHの低さから人工授精へのステップアップを勧められ、言われるがままに人工授精を行いました。
しかし、人工授精になった途端、クリニックに通う回数が増え、通う時期も読めず、金額も上がり、人工授精の施術もあり、精神的に辛くなってしまい、おうどん屋さんで号泣して旦那さんを困らせてしまいました。(笑)
この時の私は人工授精をしたら、妊娠できるかもという期待をしてしまっていたんですね。
だから結果がダメだった時に余計辛かったです。
それに、この頃は派遣社員だったのですが、勤め先には不妊治療のことは話していませんでしたので、急に「明日午前休をいただきたい。」とか、急に「明日の午後と明後日お休みをいただきたい」とか言わなくてはならなくて辛かったです。
タイミング法の時は家でタイミングを合わせるので施術はありませんが、人工授精は施術があります。それも初めてのときはドキドキしたし、怖かったし、しんどかったです。
それに、精子に問題がなく家でタイミングが取れているのであれば、人工授精はそれを病院で人工的に行うだけなので、お金と時間と心をすり減らしてまでする必要はないとも思いました。
ただ、人工授精の次のステップは体外受精。
お金も時間も心もさらに使うことになります。
まだ20代後半の私は一回の人工授精で疲れ切ってしまい、おうどん屋さんで号泣して一度不妊治療をやめるという選択をしてしまいました。
不妊治療は一旦やめたものの、まだ保険適用ではなかった高額な不妊治療費を捻出するため、派遣社員から正社員に転職しました。
正社員といっても一般事務職ではなく、男性と同様にがっつり働くエリア総合職に転職したため、忙しい時期は23時まで会社で残業したり、資料を作って発表したり、今までよりもさらに高いレベルが求められ毎日死に物狂いで頑張っていました。
そのストレスもあってか検診で「子宮内膜症(チョコレート嚢胞)」が見つかってしまい、その時点ですでに手術を受けたほうが良い段階まで来てしまっていました。
私は、入院・手術の経験がなかったので、病気発覚後は怖くて、毎日病気の原因や手術のことを検索しまくる毎日でした。
いろいろ検索した結果、病気になってやっと今まで自分の体を労わっていなかったことを痛感し、体を冷やさないこと、無理をしないこと、そして食事にも気を使うようになりました。
手術後お腹の痛みで動けない中、病室の天井をぼーっと眺めながら決意したことがあります。
「体外受精にステップアップしよう。」
それまで体外受精のことを調べて、金額面・時間面・精神面で辛いことは承知していました。
だからこそ踏み切れない自分がいて、
どうにか体外受精ではなく自然なかたちで妊娠できないか
そんな淡い期待をどこかでずっと抱いていました。
でも、現実はそう甘くありません。
その時点で30歳を超えていたのと、元々AMHが低い上に手術後はさらにAMHは低くなると聞いていたので、体外受精にステップアップすることを決意しました。
体外受精を進めようと決意したときに一番心配だったことは、フルタイムの仕事との両立です。
人工授精のときに、通院の予定が読めず辛かった記憶があったので一番心配していたのですが、実は体外受精のほうが意外と予定を決めやすかったです。
前回の反省を活かし、以下のことを行いました。
- 会社のマネージャーには不妊治療のことを包み隠さず伝え、なるべく調整し、仕事に支障はきたさないようにするつもりだが、どうしても半休や全休を取る日が出てくることを伝えました。
- クリニックにも仕事をしている旨をお伝えし、治療を始める前に今週期で通うことになる日にちと時刻(朝なのか昼なのか夜なのか)をある程度教えてもらい、それに合わせて仕事を調整しました。
ただ、やはり体外受精と仕事の両立は実際は本当に大変でした。
でも、だからこそ何かあっても「あの時あんなに頑張れたから今のこの辛い状況も乗り越えられる」と思えることが本当に多いです。
私は不妊治療のおかげで本当に強くなれたと思います。
体外受精を始めてちょうど半年で一度妊娠できたものの流産を経験し、その後、新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言発出に伴い一時期クリニックが休業になったこともありましたが、体外受精を始めてちょうど1年で再度妊娠することができました。
コロナがなければ、9ヶ月くらいで妊娠できていたかもしれません。
そう思うと足踏みしていた3年はもったいなかったなぁと思わずにはいられない自分がいます。
最初にもお伝えしたように一概にみなさんがステップアップしたほうが良いとは思っていませんが、結果が出ていないなら思い切って一回でもやってみてはいかがでしょうか。
一回やってしんどかったらまたステップダウンしたり休憩したら良いと思います。
やらぬ後悔よりやった後悔のほうが数十倍価値があります。
と、過去の自分に言ってやりたい。
だから、そんな方がいらっしゃったらこの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それでは今日はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました🌷
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